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ガーディスト~続編~

第8章 視えない男(中編)

「お前…明、だっけ?」

「うん、矢野明」

「明、この近くで大きい神社といえばどこだ?」

「大きい神社?どれくらい?」

「そうだな、盛大な祭りが行われてるくらい規模の大きい神社だ」

「あ、それなら、ちょっと離れてるけどあるよ。でも僕的にはちょっと恥ずかしいかな…」

「なんでだ」

「だって…」



少年はもじもじしながら、股間を指差す。



「は?」



「大縣神社(おおあがたじんじゃ)のことですね」



ふと後ろから浅井の声がした。
振り返ると、顔色の良くなった浅井と、祐司とつばきが部屋の中に入ってきた。



「…あんたに憑いてた悪いもん、全部祓えたみたいだな」



「ええ。おかげさまで、すっかり気分がいいです」



祐司の体に降ろした『火之迦具土神』の力のおかげで、浅井の体に憑いていた悪霊も、この家に憑いた悪霊もすべて取り祓うことができたのだ。








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