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ガーディスト~続編~

第9章 視えない男(後編)





すぐさま起き上がろうとする祐司のもとに、帽子を被った男が殴りかかる。

祐司は相手の腕を自ら掴み、足で腹を押し上げた。





ズダンッ






男の体は宙を舞い、背中を強打する。






「うぅ…」





サッと起き上がると、祐司は帽子を被った
男に近づいた。

見た感じ、大きな怪我はなさそうだ。




「ばか、傷つけんなって言っただろうが」




祐司の隣に男が並ぶ。




「力は加減した」




無表情で祐司が言うと、




「まぁ、オレも同じことするけどな」




男は口角をあげて笑った。







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