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ガーディスト~続編~

第2章 死んでもストーカーする男(後編)

「え?あたしから?どんなふうに?」



「今度2人っきりになった時に、抱きついてキスをするとか」



「ええええっ!!」




思わず叫んでしまった口を、慌てて押さえるつばき。




「無理だよ、そんなの!!」



「それくらい積極的にいかないと、いつまでも今のままだよ?それに他の依頼人の女性にとられちゃうかも?」




つばきの脳裏に、青木綾や薄井冴子の顔が浮かんだ。




どちらも美人だ…




「いやいや、あたしはゆーじを信じてるもん」




つばきは頭を横に振った。




「ま、どうするかは…あなた次第!(笑)」




美夏…それ古いと思う。




「んじゃ、あたしは今からバイトだから先行くね」



「あ!美夏、そのことなんだけど、うっかりまもちゃんに喋っちゃって…」



「ん?ああ、いいよ~別に」



「内緒だったんじゃないの?」



「ううん、知れたならそれでいいや。あいつ、デートしようってウザイんだよね。メールも何通もくるし…ほんとウザイ」



ま、まもちゃん、可哀相…。



「わかった。じゃあ、バイト頑張ってね」



「つばきもね!」




自転車に乗って走って行く美夏の姿を、つばきは窓から見送った。









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