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ガーディスト~続編~

第1章 死んでもストーカーする男(前編)

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「嘘ぉぉぉ!!」




オフィスに悲痛な叫びが響いた。
と同時にカチカチとパソコンのキーを押す音も響く。




「今度はどうしたんですか?つばきちゃん」




半笑いしつつ、棚にファイルを片付けながら圭吾が言った。




「せっかく入力した文書…全消ししちゃったんです…最悪~!」




顔を歪めながら、つばきは圭吾に振り返った。




「途中でデータ保存しなかったの?」




「あと一行入力したらしようかと思ってました…」




「つばきちゃんはまだ慣れてないからね、こまめに保存するといいよ」




「すみません…」




はあ、とつばきはため息を漏らした。




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