ガーディスト~続編~
第2章 死んでもストーカーする男(後編)
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翌日。
「だから、私はやってないって言ってるじゃない!!」
窓のない狭い一室で、机に肘をつき手で顔を覆いながら、綾は激しく叫んだ。
「でもな、ラブホテルの監視カメラにあんたの姿がバッチリ映ってんだよ。鎌田の時も佐々木潤の時もな」
鎌田とはストーカー男のことである。
あれから潤が帰った後、綾たちは眠れない夜を過ごした。
そして翌日早朝、刑事が訪れ、任意同行を求められたのである。
綾は下唇を噛んだ。
身に覚えのないことを突きつけられ、悔しくてたまらなかった。
「私はボディーガードとずっと一緒だったのよ!! 彼らに聞いてみてよ!!」
「ああ、今からちゃんと取り調べするから心配すんな」
そう言って、綾の目の前に座っていた刑事は席を立った。「交代だ」と言い残し部屋を出て行く。代わりに別の刑事が席に座った。
終わりのない取り調べが続こうとしていた。
一方祐司たちは…
「──それで青木綾をボディーガードしてたってわけか」
「ええ」
別々の取り調べ室で、事情聴取を受けていた。
「鎌田の幽霊か…ふん、幽霊なんているのかね?青木綾はストーカーされて精神が病んでたんじゃないのか?」
目の前に座っている刑事は、鼻で笑いながら
バカにするように言った。
「その判断はあなたに任せます。とにかく俺たちは昨日からずっと青木さんのそばにいましたから、彼女が潤さんを殺せるはずがありません」
祐司は冷静に、刑事を見据えながら言った。
「……」
刑事も鋭い目つきで祐司を直視する。
(こいつ…全くブレねぇな…)
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翌日。
「だから、私はやってないって言ってるじゃない!!」
窓のない狭い一室で、机に肘をつき手で顔を覆いながら、綾は激しく叫んだ。
「でもな、ラブホテルの監視カメラにあんたの姿がバッチリ映ってんだよ。鎌田の時も佐々木潤の時もな」
鎌田とはストーカー男のことである。
あれから潤が帰った後、綾たちは眠れない夜を過ごした。
そして翌日早朝、刑事が訪れ、任意同行を求められたのである。
綾は下唇を噛んだ。
身に覚えのないことを突きつけられ、悔しくてたまらなかった。
「私はボディーガードとずっと一緒だったのよ!! 彼らに聞いてみてよ!!」
「ああ、今からちゃんと取り調べするから心配すんな」
そう言って、綾の目の前に座っていた刑事は席を立った。「交代だ」と言い残し部屋を出て行く。代わりに別の刑事が席に座った。
終わりのない取り調べが続こうとしていた。
一方祐司たちは…
「──それで青木綾をボディーガードしてたってわけか」
「ええ」
別々の取り調べ室で、事情聴取を受けていた。
「鎌田の幽霊か…ふん、幽霊なんているのかね?青木綾はストーカーされて精神が病んでたんじゃないのか?」
目の前に座っている刑事は、鼻で笑いながら
バカにするように言った。
「その判断はあなたに任せます。とにかく俺たちは昨日からずっと青木さんのそばにいましたから、彼女が潤さんを殺せるはずがありません」
祐司は冷静に、刑事を見据えながら言った。
「……」
刑事も鋭い目つきで祐司を直視する。
(こいつ…全くブレねぇな…)