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ガーディスト~続編~

第2章 死んでもストーカーする男(後編)

「待ってください、まだ続きがある」




圭吾は次のページをめくった。
そこには記録ではなく、日記が書かれていた。




9月25日(火)

今日は寝坊して、いつもの電車に乗れなかった。今日は女神に会えない…そう思ってたら、女神がいた!!ラッキーだ。恋の神様は僕に味方してくれていた!!
気分が良かったから、会社休んで女神の後
をつけてみた。
女神は森が丘駅近くの、幼稚園で働いていた。あの笑顔…ああ、最初に会った時と同じ笑顔だ!
女神はやっぱり女神だった。
僕は女神からもらったハンカチを見つめた。
もったいなくて鼻血はふけなかった。
ふとハンカチを広げてみると、端っこに小さく『青木綾』と書かれていた!!
名前が書いてあったなんて、なんてラッキーなんだ!!
僕は綾の全てが知りたくなった。
幼稚園が終わるのを待って、帰りも後を付けた。
綾は『畑中』で降りるそうだ。
そして住んでいる所はマンションだった!
さすがに中までは入れなかったけど、4階に住んでるみたいだ。
ああ…綾に会える時間が増えて嬉しいよ…。






「4階…」




日記を読んで、祐司の脳裏にあることが浮かんだ。




綾の部屋に行く時に、エレベーターで出会った綾によく似た女性…

そして鎌田が教えてくれた、真下を指差す意味…




全てがつながった。




「まさかあん時に“女神”に出会っていたとはな…」




護も気付いたようだ。




「同じマンションに住むなんて大胆なことを…“女神”はよっぽど青木綾が好きみたいですね」




圭吾はノートを閉じ、引き出しに閉まった。
そして部屋の入り口に目線を向ける。




「…それで、あなたはどうして女神に殺されたんですか?」




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