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ガーディスト~続編~

第2章 死んでもストーカーする男(後編)

「…っ」




圭吾の体は一瞬ふらつくが、すぐさま机に手をつき意識を取り戻す。




「憑依されるってどんな感じだ?」



「自分で自分を見てる感じ…かな」




興味津々な護の問いに、圭吾はメガネのブリッジを押し上げながら答えた。




「試してみるか?」



「遠慮しとくわ」




そんな会話をしてると、鎌田の霊は圭吾たちの頭上を飛び越え窓際に立った。




「…もう行くのか?」




祐司の問いに鎌田は頷いた。




「今度はいい恋愛しろよ」




護がそう言うと、鎌田はニッコリ笑って天へと昇って行った。




それを見届けていると、外で車のドアが閉まる音がした。
圭吾たちはそっちの方に目を向ける。




「ああ、うさぎのお出ましだ」




圭吾はフッと笑った。




「うさぎ?宇佐美じゃなくて?」




「彼が交通部にいた時に、子供たちにつけられたあだ名なんですよ」




プッと護が吹き出した。




「あの面でうさぎって(笑)」




「誰がうさぎだ」











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