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ガーディスト~続編~

第2章 死んでもストーカーする男(後編)

振り返ると、強面の宇佐美がムスッとしながら部屋の中に入ってきた。




「ここで何をしている?捜査の邪魔はすんなって言っただろうが」




「邪魔はしてませんよ、鎌田と話をしていただけです」




圭吾は微笑した。




「また鎌田の幽霊か…」




宇佐美の顔がひきつる。




「鎌田を殺した犯人、聞きたいですか?」




宇佐美のこめかみがピクッと動く。




「ヒントはそこの引き出しの中です」




圭吾が人差し指で引き出しを差すと、宇佐美はチッと舌打ちをした。




「ボディーガードがでしゃばんじゃねぇ」




フンと鼻を鳴らし、宇佐美は引き出しを開け、ノートを手に取りパラパラとめくる。
あるページに目を止めると、すぐにノートを閉じた。




「まさか今から確認しに行こうなんて思ってねぇだろうな?」




「しませんよ、あとは警察に任せます」




そう言って圭吾たちは、部屋を後にした。
不機嫌な宇佐美を一人残して…。










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