ガーディスト~続編~
第2章 死んでもストーカーする男(後編)
「なぁ、圭吾と宇佐美刑事ってどんな関係なんだ?」
車に乗り込みながら護が言った。
「同期だったんですよ」
「それだけか?」
「…ああ、まぁ彼もまたSPを目指していた仲間だったんですけどね、一人で突っ走る傾向があってSPにはなれなかったんですよ」
「だからあんなにライバル視してんのか?」
「…どうでしょうね、俺がSPを辞めたことが気に食わないのかもしれません」
圭吾の表情から笑みが消えた。
圭吾がSPを辞めた理由、それは長年付き合っている護でさえもわからない。
口を閉ざす圭吾の隣で、護はそれ以上話を聞くことが出来なかった。
そして次の日。
“女神”があっさりと容疑を認めたので、綾は釈放されることになった。
警察署まで来て欲しいと言われ、祐司と圭吾が迎えに行く。
綾は2人の姿を見つけると、ホッと胸をなで下ろした。
「刑事さんに聞いたわ、あなたたちが捜査に協力してくれたって…」
「俺たちは何もしてません、鎌田さんがあなたを守るために、俺たちに教えてくれたんです」
祐司は綾にそう伝えた。
「鎌田さんにはひどいことを言ってしまったわ…本当のことがわかっていれば助けられたかもしれないのに…」
車に乗り込みながら護が言った。
「同期だったんですよ」
「それだけか?」
「…ああ、まぁ彼もまたSPを目指していた仲間だったんですけどね、一人で突っ走る傾向があってSPにはなれなかったんですよ」
「だからあんなにライバル視してんのか?」
「…どうでしょうね、俺がSPを辞めたことが気に食わないのかもしれません」
圭吾の表情から笑みが消えた。
圭吾がSPを辞めた理由、それは長年付き合っている護でさえもわからない。
口を閉ざす圭吾の隣で、護はそれ以上話を聞くことが出来なかった。
そして次の日。
“女神”があっさりと容疑を認めたので、綾は釈放されることになった。
警察署まで来て欲しいと言われ、祐司と圭吾が迎えに行く。
綾は2人の姿を見つけると、ホッと胸をなで下ろした。
「刑事さんに聞いたわ、あなたたちが捜査に協力してくれたって…」
「俺たちは何もしてません、鎌田さんがあなたを守るために、俺たちに教えてくれたんです」
祐司は綾にそう伝えた。
「鎌田さんにはひどいことを言ってしまったわ…本当のことがわかっていれば助けられたかもしれないのに…」