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ガーディスト~続編~

第3章 I love you

こんな穏やかな気持ちになるのは、何年ぶりだろうか。
毎日仕事に追われ、感情を押し殺し、常に完璧な人間になるよう演じてきた。
それでもぽっかりと空く寂しさを埋めるため、欲望のままに女を抱くこともあった。
心休まるときなど、なかった。




そんな俺の前に、突如依頼人として現れたつぐみ。
俺は他の男に想いを寄せるつぐみの瞳に、次第に惹かれていった。
自分に自信がなくて、弱々しくて、だけど揺るがないその瞳。
その瞳に見つめられたら、俺は簡単に崩れてしまうだろう。




そして君は俺の心の中に入ってきた。
冷たくなった俺の心をいとも簡単に溶かし、
心の隙間を埋めてくれる。
あなたは独りじゃないのだと、そのぬくもりで俺を包んでくれる。
忘れていた感情を、思い出させてくれるんだ。





「つぐみ」




「なんですか?」





名を呼ぶと、屈託のない笑顔が俺に向けられた。







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