ガーディスト~続編~
第1章 死んでもストーカーする男(前編)
「あ~疲れたぁぁ」
「ただいま」
事務所の中に入ってきたのは、疲れた顔をした護と祐司だった。
「おかえりなさいっ」
「お疲れ様」
つばきと圭吾は、2人に声をかける。
「あ~つばきちゃんの顔見たらホッとしたわ~」
「なんで?」
「だって今日の依頼者、ケバケバのおばちゃんだったもん」
「なにそれ、おばさんに失礼だよ?」
「しかもすっげ臭くて…」
そう言いながら護がつばきに近づくと、強烈な香水の匂いが鼻を突き刺した。
思わずウッと口を押さえるほど。
「な、臭いだろ?これでもマシになった方だから」
つばきは祐司の方にも歩み寄る。
やはり同じ強烈な匂いが漂っていた。
「着替えた方がいいんじゃない?」
「…だな」
祐司と護はロッカー室に入って行った。