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ガーディスト~続編~

第1章 死んでもストーカーする男(前編)

「あの匂いはやばいわ…コーヒーまずくなる」



まだ周辺に匂いが残っていたので、つばきは事務所の窓を少し開ける。



その時、事務所の扉をノックする音が響いた。



「あ、はいどうぞ!」



つばきが声をかけると、静かに扉が開いた。




目の前に現れたのは、背筋をピンと伸ばし、白いスーツを上品に着こなした20代後半くらいの女性だった。


黒髪は一つに束ねられ、タイトスカートからはスラリとした美脚がのぞいている。
なにより瞳が大きく顔立ちがはっきりしていて、『知的美人』といった印象を受けた。




その美しい顔とボディに圧倒され、つばきはしばし呆然としてしまう。




「あの…」



「あっ…はい!すみません!えっと…こちらに来るのは初めてですか!?」



「ええ」



女性はオドオドするつばきを、厳しい目で見つめた。



「あなたが対応するのかしら?」



凛とした声で、女性は言った。





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