
精霊と共に 歩睦の物語
第9章 武器を取れ!
霞んだ女の子の姿がはっきり見えるようになる。
「遥香?」
歩睦は女の子が幼馴染みの遥香に見えた。
「どうして!」
北沢から離れ、あわてて駆け寄る歩睦。
「あれ?歩睦…」
近づいて、遥香だと再確認する歩睦。
「試合もう終わったの?」
遥香の姿が少し薄い。
「どうやって…ここに入ったの?」
歩睦は、遥香に問う。
「普通に正面玄関から?ねー大会終わったの?誰も居ない…」
不思議そうな顔の遥香。
「ここは、危険がから、こっち来て…」
この状況を説明した方がいいのか、分からない歩睦は、とりあえず遥香の手を取る。
「あ…うん…」
遥香は素直に手を繋ぐ。
「ごめんね…北沢くん」
北沢の所に戻る歩睦。
北沢は竹刀を握って立っていた。
「さ、帰ろう!」
歩睦が片手を北沢に向ける。
歩睦の手をパンっと弾く北沢。
「き、たざわくん…」
北沢は下を向いたまま、歩睦の後ろにいる遥香のほうに歩いていく。
「…じゃま者…おまえ…邪魔…いなくなれ…」
北沢が持っていた竹刀で遥香を叩き飛ばす。
ドンッ
「きゃ!」
遥香が吹き飛んでいく。
「な!なにするんだ」
歩睦は北沢の行動に驚く。
「遥香?」
歩睦は女の子が幼馴染みの遥香に見えた。
「どうして!」
北沢から離れ、あわてて駆け寄る歩睦。
「あれ?歩睦…」
近づいて、遥香だと再確認する歩睦。
「試合もう終わったの?」
遥香の姿が少し薄い。
「どうやって…ここに入ったの?」
歩睦は、遥香に問う。
「普通に正面玄関から?ねー大会終わったの?誰も居ない…」
不思議そうな顔の遥香。
「ここは、危険がから、こっち来て…」
この状況を説明した方がいいのか、分からない歩睦は、とりあえず遥香の手を取る。
「あ…うん…」
遥香は素直に手を繋ぐ。
「ごめんね…北沢くん」
北沢の所に戻る歩睦。
北沢は竹刀を握って立っていた。
「さ、帰ろう!」
歩睦が片手を北沢に向ける。
歩睦の手をパンっと弾く北沢。
「き、たざわくん…」
北沢は下を向いたまま、歩睦の後ろにいる遥香のほうに歩いていく。
「…じゃま者…おまえ…邪魔…いなくなれ…」
北沢が持っていた竹刀で遥香を叩き飛ばす。
ドンッ
「きゃ!」
遥香が吹き飛んでいく。
「な!なにするんだ」
歩睦は北沢の行動に驚く。
