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精霊と共に 歩睦の物語

第10章 元に戻れるものは、戻して…


「これで、いいの?」
 楓が聞く。


「はい…」
 元に戻っていく体育館を見ている歩睦。


「はぁぁ…疲れました…」
 ホッとしたのか、歩睦はウトウトしはじめた。

「歩睦。少し眠るといい…」
 楓が歩睦の両目と額が隠れるように手をのせる。

「…スー…」
 歩睦は楓の腕の中で眠る。

「お疲れ様でした。ゆっくり、休んで…」
 楓が歩睦の額にキスをする。

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