
精霊と共に 歩睦の物語
第4章 橘様の浴衣の夜会
「だろ。オレと実は食べたから、残りは歩睦の分だぞ!」
「いつも悪いな!」
ケーキの入った箱を開けて、中身を取り出す歩睦。
「いいって。おまえん家、居心地いいから好き」
柾季はソファに座る。
「僕も柾季兄ちゃん好きだよ」
実が柾季のお腹の辺りに飛び乗る。
「おお。実も好きだよ」
少し苦しいが嬉しそうな、柾季。
「今日の花火。こっちの友達と集まるから、柾季も一緒に行こう!」
歩睦は食べながら、柾季に話しかける。
「え、でも、同中で集まるんだろ?いいのか?」
「いいって、先輩とかもいるし…それに、今日はお前も踊るんだろ?」
食べ終わった歩睦がリビングに行く。
「ああ、本当は踊るのはどうかなって思ってたけど…」
「柾季兄ちゃんも中二なんだから、踊らないといけないんだよ!大人になる儀式なんだから!」
実が仁王立ちして柾季に言う。
「そうだよねぇ、実に言われると断れないのはなぜかな?」
柾季は実の顔を見てホンワカする。
「持ってきてるんでしょ?」
実は、柾季のスーツケースを持ってくる。
「持ってきてるよ!」
スーツケースをあけて、浴衣のたとう紙をだす。
「どんな浴衣?」
歩睦が覗き込む。
「見るか!」
「見せたいんだろ!」
歩睦は、柾季をグイグイ押す。
「じゃあん!」
柾季はたとう紙を開く。
「いつも悪いな!」
ケーキの入った箱を開けて、中身を取り出す歩睦。
「いいって。おまえん家、居心地いいから好き」
柾季はソファに座る。
「僕も柾季兄ちゃん好きだよ」
実が柾季のお腹の辺りに飛び乗る。
「おお。実も好きだよ」
少し苦しいが嬉しそうな、柾季。
「今日の花火。こっちの友達と集まるから、柾季も一緒に行こう!」
歩睦は食べながら、柾季に話しかける。
「え、でも、同中で集まるんだろ?いいのか?」
「いいって、先輩とかもいるし…それに、今日はお前も踊るんだろ?」
食べ終わった歩睦がリビングに行く。
「ああ、本当は踊るのはどうかなって思ってたけど…」
「柾季兄ちゃんも中二なんだから、踊らないといけないんだよ!大人になる儀式なんだから!」
実が仁王立ちして柾季に言う。
「そうだよねぇ、実に言われると断れないのはなぜかな?」
柾季は実の顔を見てホンワカする。
「持ってきてるんでしょ?」
実は、柾季のスーツケースを持ってくる。
「持ってきてるよ!」
スーツケースをあけて、浴衣のたとう紙をだす。
「どんな浴衣?」
歩睦が覗き込む。
「見るか!」
「見せたいんだろ!」
歩睦は、柾季をグイグイ押す。
「じゃあん!」
柾季はたとう紙を開く。
