
精霊と共に 歩睦の物語
第4章 橘様の浴衣の夜会
*
「ただいま」
景が帰ってきた。
「お帰り!」
実が玄関まで出迎える。
「あらあら、もう着てるの?」
Tシャツとジーンズの上に浴衣を羽織った状態で立っている男の子達を飽きれた顔をしてみている。
「お邪魔してます」
柾季は一礼した。
「いらっしゃい。柾季くんの浴衣は縹色なのね。とっても綺麗よ」
「ホントですか!嬉しいです」
浴衣に袖をピンと伸ばして、ポーズをとる柾季。
「もう、色々出しているから、浴衣着ちゃう?」
景は、浴衣の小物を持ってくる。
「うーん」
歩睦は壁掛けの時計を見る。
時計は三時を少し過ぎた所を指している。
「僕はなんか食べとく」
歩睦は戸棚からカップ麺を出してきた。
「じゃ、焼き飯作るわよ。柾季くんも食べておくといいわ」
歩睦の持っているカップ麺を取り上げて、キッチンに入っていく景。
「頂きます」
柾季は、立ち上がる。
「実。シャワー浴びておいで、お兄ちゃんたちが着替えたら出かけるわよ」
景はキッチンから実に声をかける。
「はーい」
実はテレビゲームを片付けて、バスルームに向う。
「ただいま」
景が帰ってきた。
「お帰り!」
実が玄関まで出迎える。
「あらあら、もう着てるの?」
Tシャツとジーンズの上に浴衣を羽織った状態で立っている男の子達を飽きれた顔をしてみている。
「お邪魔してます」
柾季は一礼した。
「いらっしゃい。柾季くんの浴衣は縹色なのね。とっても綺麗よ」
「ホントですか!嬉しいです」
浴衣に袖をピンと伸ばして、ポーズをとる柾季。
「もう、色々出しているから、浴衣着ちゃう?」
景は、浴衣の小物を持ってくる。
「うーん」
歩睦は壁掛けの時計を見る。
時計は三時を少し過ぎた所を指している。
「僕はなんか食べとく」
歩睦は戸棚からカップ麺を出してきた。
「じゃ、焼き飯作るわよ。柾季くんも食べておくといいわ」
歩睦の持っているカップ麺を取り上げて、キッチンに入っていく景。
「頂きます」
柾季は、立ち上がる。
「実。シャワー浴びておいで、お兄ちゃんたちが着替えたら出かけるわよ」
景はキッチンから実に声をかける。
「はーい」
実はテレビゲームを片付けて、バスルームに向う。
