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精霊と共に 歩睦の物語

第4章 橘様の浴衣の夜会

 =夏祭りの会場は「神社」の境内=

 浴衣を来た女の子は女の子。男の子は男の子と数人で集まっている。

「遥香!翼女!」
 同級生の女の子達が近づいてきた。

「きゃー、かわいい」
 二人は女の子と話をしている。


「女の子は集まると賑やかになるな」
 柾季は知り合いがいないから、居心地が悪そう。

「こんば!」
 涼が歩睦に近づいてきた。

「涼!」
 涼が合流してきた。
 涼の浴衣は紺色の浴衣だ。

「涼、この子が友達の柾季!」
 歩睦が柾季を紹介する。

「あー、昼間言ってた子?」
 涼は柾季を見る。

「ども。陣内柾季です」

「僕、真鍋涼。よろしく!」
 二人は、直ぐに打ち解けて色々話をしている。


「土居くん?」
 背後から声をかけられた。

 振向くと、剣道のライバルである南中の北沢くんが立っていた。

「北沢くん!」

「練習してる?」

「もちろん!今度の大会も全力で行くよ」

「僕も頑張っているよ。今度こそ勝つからな」

「僕だって負けないよ!お互い頑張ろう!」
 歩睦が片手をグーにしてつきだす。

「おう!」
 北沢も、同じ行動で応じる。

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