精霊と共に 歩睦の物語
第5章 花火を見るって大変
「おまたせ」
歩睦と楓が合流する。
「はい。お茶にジュース」
楓が風呂敷からお茶を出す。
「あ。先輩さん!」
柾季がペコッと頭を下げる。
「柾季くんだったね。遥香ちゃんによく似て、かわいい」
柾季のアゴをクッと持ち上げる。
「あ、あの…」
柾季は困った顔をする。
「楓ちゃん!」
紅葉の声が聞える。
「うーん、時間切れ…」
楓はニコッと笑って手を離した。
「はーい!」
楓は紅葉の方に走っていく。
「あ、歩睦。あの先輩さん、大丈夫?」
柾季は歩睦に擦り寄る。
「あーゆう人なの。悪い人じゃないよ」
「そうよ、ちょっとオネエみたいだけどね」
歩睦と遥香がよしよしと頭を撫ぜる。
花火鑑賞は、いろいろあったが、時間通り終わって、一緒に回っていた剣道部の仲間と別れていく。
「今日は遥香の家に泊まるの?」
歩睦は、柾季に聞く。
「そのつもりだったけど…歩睦の家に泊めてくれ」
歩睦の肩に腕を置く。
「え!いきなり?」
ビックリする歩睦。
「え、ダメだよ!小学生じゃないんだから!」
遥香が止めている。
「いいだろぉ歩睦~つもる話もあるからよぉ」
柾季は歩睦に『うん』と言わせる顔をしている。
「あ、ああいいよ」
そうしかいえなかった歩睦。
その夜。歩睦は柾季から今晩の話を聞かされる羽目になった。
歩睦と楓が合流する。
「はい。お茶にジュース」
楓が風呂敷からお茶を出す。
「あ。先輩さん!」
柾季がペコッと頭を下げる。
「柾季くんだったね。遥香ちゃんによく似て、かわいい」
柾季のアゴをクッと持ち上げる。
「あ、あの…」
柾季は困った顔をする。
「楓ちゃん!」
紅葉の声が聞える。
「うーん、時間切れ…」
楓はニコッと笑って手を離した。
「はーい!」
楓は紅葉の方に走っていく。
「あ、歩睦。あの先輩さん、大丈夫?」
柾季は歩睦に擦り寄る。
「あーゆう人なの。悪い人じゃないよ」
「そうよ、ちょっとオネエみたいだけどね」
歩睦と遥香がよしよしと頭を撫ぜる。
花火鑑賞は、いろいろあったが、時間通り終わって、一緒に回っていた剣道部の仲間と別れていく。
「今日は遥香の家に泊まるの?」
歩睦は、柾季に聞く。
「そのつもりだったけど…歩睦の家に泊めてくれ」
歩睦の肩に腕を置く。
「え!いきなり?」
ビックリする歩睦。
「え、ダメだよ!小学生じゃないんだから!」
遥香が止めている。
「いいだろぉ歩睦~つもる話もあるからよぉ」
柾季は歩睦に『うん』と言わせる顔をしている。
「あ、ああいいよ」
そうしかいえなかった歩睦。
その夜。歩睦は柾季から今晩の話を聞かされる羽目になった。