
精霊と共に 歩睦の物語
第6章 戦いの前に、家族で…
「歩睦さん、こちらに座って!」
梢は自分の隣の座布団をポンポンと叩いて呼ぶ。
「あ、はい!」
歩睦は座布団に座る。
「お兄ちゃん、このクッキー美味しいよ」
実が一枚クッキーをくれた。
「ありがとー。…おいしい」
一口サイズのプレーンクッキーを食べて、感想をいう歩睦。
「よかった。これ、私が焼いたのよ」
喜ぶ梢。
「お婆様が焼いた!上手ですね」
歩睦はもう一枚手を伸ばして取る。
「景さん…お母さんの小さい時にはよく焼いてたのよ」
思い出をニコニコしながら話す。
「歩睦様お飲み物です」
使用人が麦茶を持ってきた。
「ありがとう」
歩睦は麦茶を貰って飲む。
「旦那様。景様お入りです」
襖の方から声がする。
襖がスッと開くとそこに、祖父法勝と、景が立っていた。
「お爺ちゃま!」
実が法勝の走り寄る。
「お!お婆ちゃま特製クッキーはうまいか?実!」
「うん。おいしいよ」
法勝は実の頭を軽くポンポンと叩く。
「お父様!今日は…」
信司が立ち上がる。
「信司君!今日は、堅苦しくならないで、一緒に酒でも飲もうか?」
法勝は信司の肩をポンと叩く。
「おい。酒を持って来い!」
「はい」
数人の使用人が、酒と肴(さかな)が運ばれてきた。
梢は自分の隣の座布団をポンポンと叩いて呼ぶ。
「あ、はい!」
歩睦は座布団に座る。
「お兄ちゃん、このクッキー美味しいよ」
実が一枚クッキーをくれた。
「ありがとー。…おいしい」
一口サイズのプレーンクッキーを食べて、感想をいう歩睦。
「よかった。これ、私が焼いたのよ」
喜ぶ梢。
「お婆様が焼いた!上手ですね」
歩睦はもう一枚手を伸ばして取る。
「景さん…お母さんの小さい時にはよく焼いてたのよ」
思い出をニコニコしながら話す。
「歩睦様お飲み物です」
使用人が麦茶を持ってきた。
「ありがとう」
歩睦は麦茶を貰って飲む。
「旦那様。景様お入りです」
襖の方から声がする。
襖がスッと開くとそこに、祖父法勝と、景が立っていた。
「お爺ちゃま!」
実が法勝の走り寄る。
「お!お婆ちゃま特製クッキーはうまいか?実!」
「うん。おいしいよ」
法勝は実の頭を軽くポンポンと叩く。
「お父様!今日は…」
信司が立ち上がる。
「信司君!今日は、堅苦しくならないで、一緒に酒でも飲もうか?」
法勝は信司の肩をポンと叩く。
「おい。酒を持って来い!」
「はい」
数人の使用人が、酒と肴(さかな)が運ばれてきた。
