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自殺旅行

第3章 独房生活

でもね。電子化しているとは言え、人が管理しているのですから・・・・・・もしかしたら~♪ 万が一~♪ ・・・・・・億が一~♪ ・・・・・・・なんて、ね☆



ロビーの端っこで逃走経路&人間観察。

ロビーの一角に30㌢くらいかな? 高い段差の場所があり、そこは四畳くらいの畳敷きにテーブルとテレビが置かれている。

所々に長椅子。食堂。観察室。私物庫。診察室。面会室。喫煙室。病室。

たいして広くはない。が、この県に来て自由だったのは僅かに二日だけだった私にとっては、この広くはないロビーを自由に歩けるようになっただけでも嬉しかった。

それにトイレ・・・・・・そう! トイレ! 保護室の和式ではなく洋式に自由に行けるのが今は凄く嬉しい!!

たかがそんな事までが嬉しいなんて・・・・・・なに時代だよ?!

でも帰る場所は詰所に続いている保護室です☆ 独房です★

朝食から夕食までの時間限定自由です★ その間は保護室の私の部屋の鉄の扉は開放していただいております♪ 勿論保護室ゾーンへの扉の鍵も開けっぱです☆

紙とペンと本と眼鏡の許可がヒョロ助からゲットしました!

就寝時間には看護師に預ける決まりですが、全然OK~~~♪

本は・・・・・・『完全●●マニュアル』しかない ・・・・・・勿論それはNG!

「れい~れな~れいな~・・・・・・おいで~・・・・・・」

?!?!?!?!?! マジで?! 久しぶりです!!! 懐かしい呼び声と言葉が聞こえて来たよ! 独房の右隣から☆

女子高生『HRちゃん』保護室に出戻りです★

相変わらずずーーーーーっと喋り続けています。

独り言。大きな大きな独り言です。

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