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自殺旅行

第4章  個室生活



三十六日目

看護師によって鍵を開けてくれる時間が違う。今日は早めで嬉しい。

窓の外には雀がチュンチュン♪ あぁ、可愛い・・・・・・。和む~~~☆

医師や看護師がお節介なのは分かる。お仕事ですから☆

患者もお節介!!! なんなの?! 放っておいていただきたいわ!!!

私には、野次馬根性丸出しに見えて・・・・・・恥ずかしくないのかしら? 根掘り葉掘り聞きたがる。いいから、私のことよりまずは自分の事をなんとかしやがれ!!!!!!!!!

まったく・・・・・・どいつもこいつも。

美少女『NRちゃん』いいね~~~♪ 私の隣に笑顔でちょこんと腰かけた。

か~わ~い~い~~~☆ 守りたくなるような美少女です!






雨か・・・・・・今日は一日中雨。

朝九時前。停電。

・・・・・・・・・・・・分かっている。分かってはいるんだよ!!! でもね? 一応ね? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・外に続く鉄の扉。押してみました☆ 分かっていたよ。うん、勿論分かっていましたとも!

「はい無駄~~~。アハハハハ」

看護師に笑われる。開きません。開くわけありません★

暗い・・・・・・聖書が読みづらい。

風は強め。もっと強く吹き荒れろ。

♪ 台風でもくりゃいい でっかいのでも来てくれりゃ もうちょっとは幸せになれるでしょうか ♪



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