自殺旅行
第4章 個室生活
「少しお話いいですか?」
ノックして部屋に入って来たのはダンディーなおじ様。ロマンスグレーがやって来ました☆
このロマンスグレーはなんなのだろう? 何者? 誰?
ごくごくたまーーーーに見かけてはいた。独房にいた時も二回ほど会ったこともある。鉄格子の向こうから優しく話しかけられたな~~~・・・・・・。で、誰?
このロマンスグレーが主治医ってのも聞いた事ないしな~。かと言って看護師とも明らかに違う。白衣は白衣なんだけど・・・・・・看護師とも医師たちともなんか違う。で、誰?
「お加減は如何ですか?」
「はい。いいです。大丈夫です」
「そうですか、それは良かった。・・・・・・貴女の主治医・・・・・・○○先生ですが、貴女の事をとても心配しているのですよ。とても、色々考えているのですよ・・・・・・」
「はあ・・・・・・そうですか・・・・・・」
「だからどうか、○○先生の話を聞いて、提案を出来るだけ受け入れてあげてくださいね?」
「はあ・・・・・・分かりました・・・・・」
「では・・・・・・失礼します」
ロマンスグレーは笑顔で部屋を出て行った。
で・・・・・・・・・・・・誰?!
あんたはいったい誰なんだーーー??? 何者なんだよーーーーーーーーーー???