自殺旅行
第4章 個室生活
四十七日目
十一月も今日で終わり。
フフフ・・・・・・・・・生きてます。・・・・・・フフフフフフフフフ・・・・・・・ハハハハハ・・・・・・・アーーーッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!!
なんでだよーーーーー!!!
なんでまだ生きてんだよーーー!!!
殺せよーーー!!! こーろーせーよーーーーーー!!!!!!
頼む!!! 頼むから!!!!!!!!
どうして?!?! なんで?!?!
わたくしが知りたいですわっっ!!!
誕生日は迎えちまうし・・・・・・このまま行くとクリスマスも? ・・・・・・ウフフフフフフ。
ゾッとするね・・・・・・・・。
スレンダー美人の二十代前半の『SKちゃん』。今日が退院予定だったのが延期になったと喜んでいる。
・・・・・・う~~~ん・・・・・・私には理解不能だよ★ ま、人それぞれ事情がありますから!
私は今日も進展なし。
『SKちゃん』明日退院だそうだ・・・・・・いいな・・・・・・変わって欲しいよ・・・・・・・・・。
四十八日目
十二月一日。
十一月は丸々病院に居たのか・・・・・・。しかもキチガイ病院の閉鎖病棟。独房に隔離もされていたなぁ。
本当に私はいったい何をやっているのだろう?
今月中には出られるだろうか?
出たいな・・・・・・出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい出たい・・・・・・・・。
テレビに流れる『クリスマス』と『紅白歌合戦』の話題に寒気と吐き気がする。
朝食後。部屋に戻ると微妙に折り畳まれた車椅子が私の部屋の中に・・・・・・。
????????? な~に? これは? なんで? 誰が???
「おねえちゃ~ん」
笑顔で手を振りヨダレダブダブの『MK』が・・・・・・またキミか・・・・・・。
昼食前に『SKちゃん』退院。・・・・・・いいな・・・・・・いいな~~~!!! 本当に羨まし過ぎて・・・・・・泣きそうです。
内庭でキャッチボール。海が見えた。
この病院に一番長くいた患者は三十年以上も入院していたそうだ。