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自殺旅行

第4章  個室生活


五十二日目

朝食前。『OI』と合ったので挨拶を・・・・・・・。

「おはようございます」

数秒後。

「おはようございます!!!!!!」

返ってきたのは大音量! のお返事。

Oh!!! 声がでけーよ! 音量落とせよ! ボリューム調整が上手くいかないようだ☆

今日は月曜日。何か進展あるといいな~・・・・・・・。



「ゴホンゴホン!」

「咳すんな~~~!!!」

「アハハハハ!」

「笑わないでください!!!」

誰かが咳をするたびに、誰かが笑うたびに『OI』はわざわざ個室から出てきては突っ込む。忙しそうで羨ましいわ~★





十時過ぎにヒョロ助タイム♪

今日から私の入院形態が『医療保護入院』になる。後で書類にサインと捺印を・・・・・・・印鑑は無いので拇印で。

やっとだ・・・・・・まだまだ退院までは時間が掛かるようだが、確実に退院へと近付いている・・・・・・と信じたい!!!

ついでに母親の事も話したヒョロ助。

・・・・・・・・・・情けなくて泣ける・・・・・・を通り越して、笑っちゃうよ★ ・・・・・・・笑うしかないと言うか・・・・・・。

早く死ね♪ これは誰に言っている? 私に・・・・・・そして・・・・・・。

私の腐り果て、ひねくれ過ぎた性格の悪さから勝手な思考が溢れてくる。

・・・・・・きっとヒョロ助は笑っているだろう。文句を言いながらもやはり母娘・・・・・・似た者同士じゃねーか・・・・・・と。

同族嫌悪は百も承知。

早く退院して早く死にたい・・・・・・。



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