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自殺旅行

第4章  個室生活



看護師『クマちゃん』と一緒に売店へ・・・・・・嬉しい・・・・・・やっとあの大きな鉄の扉の向こうに行ける!

嬉しい・・・・・・嬉しい・・・・・・嬉しい・・・・・
・嬉しい・・・・・・嬉しい・・・・・・嬉しい・・・・・・嬉しい・・・・・・嬉しい!!!

五十四日も閉じ込めやがって!!!

ああ、もう・・・・・・・嬉しい! 嬉しい! 嬉しい! 嬉しい! 嬉しい! 嬉しい!

「走り出すなよ~?」

『クマちゃん』が冗談半分本気半分に笑う。

「は~い♪」

素直だって? 当たり前です! わたくし信用されていませんから、とりあえずでも返事はしておくべきかと★

売店へ行くためにまずは事務所に行ってお金を下ろさないといけないらしい・・・・・・。

広い・・・・・・ここは広い病院だったんだな・・・・・・。病棟ゾーンを抜け外来ゾーンへの途中に売店がある。が、まずは事務所へ・・・・・・『クマちゃん』が色々説明してくれる。

そして外来ゾーンへ。

うわ~~~~~・・・・・・・キチガイがいっぱいだ~! まあ、外来患者からしたら入院患者の私の方が重いキチガイに見えるのだろうけど☆

・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 外だ!!!!!!!!! 外だ!!!!!! 外だ!!!!!!!!

私の目が光ったのだろうか? 『クマちゃん』が、すかさず私の手を握った。

「頼むから、走るなよ~?」

笑顔だがちょっと固いゾ! 『クマちゃん』☆

とりあえずコクコクコクと頷く私。

外だ!!! 外だ!!! 外だ!!! 外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ外だ!!!!!!!!!

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