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自殺旅行

第2章 自殺旅行




「 ああそうだ。右目大丈夫ですか? 」
「 ・・・・・・大丈夫です。どうして皆さんそれを聞くんですか?私の目どうなっているんですか? 」
「 血が、鬱血が酷いようなので・・・・・・大丈夫かな?と 」
「 そう・・・・・・ですか・・・・・・ 」
な~んだ。赤くなってるだけなのか。

そんな事よりも・・・・・・指紋採られたーーーーーー!!!
しかも両手の指!十本全部!
ほとんど力が入らず尚且つ痙攣している私の腕を押さえつけて!
採り方も普通じゃないのね?!
爪以外の場所をゆっくり回すように採られるの!


「 どうして?・・・・・・私、犯罪者じゃありません~~~~~! 」
偽証罪かもだけど。
「 解ってます。解ってますよ~。はい、楽にして~~~ 」

バカにしてんのか?ムカつく・・・・・・。

ムカついたので、上手く入らない力を無理矢理入れて動かして妨害してやりました。
そのたびに、
「 大丈夫ですよ~。動かさなくていいですよ~。はい、力抜いて~~~ 」

そう言われてもムカつくものはムカつくので、三回~四回ほど妨害してやったら「 チッ・・・・・・ 」と小さく舌打ちした刑事さん。

や~~~い♪や~~~い♪です!

更に写真も撮られるという仕返し?も受けました。
刑事もムカついていたんでしょうね~。
首の痕を撮るためだろうけど、無遠慮に人の頭を後ろにグイッ!って・・・・・・。

痛いっっっっっっつーの!!!
そんなに動かないっつーの!!!

私の体に力が入っていたならば、迷わず蹴っていたでしょう。

この時の写真、見てみたいものです。

腫れ上がり、鬱血しまくりの醜い顔。
絞めた痕がエグイ事になっている首の写真。

見るに耐えないかもだけど☆

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