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自殺旅行

第3章 独房生活

三日目

この訳の分からない状況も、はや三日目で~~~す♪ おはようございま~~~~~す♪

本日も絶好調♪ に身体中が痛いで~~~~~す★

幻覚の『蛇』たちも元気いっぱ~~~・・・・・・アレ??? 減ったね? 蛇たちの数がガクリと減った・・・・・・。なんだか寂しい・・・・・熟女寂しい・・・・・。なんだか心配です・・・・・・熟女心配です!

そろそろこの子たちともお別れなのかな・・・・・・。

薬が抜けてきたのだろう。

朝食。パンだ・・・・・・バターロール二個。バナナ一本。イチゴジャム。牛乳。

私の手は動かない。

「ここのパン美味しいってみんな言うのよ~! ほら、袋開けて?」

パンの入った袋を看護師に手渡され、促されるまま、まだ力も上手く入らない震える手でなんとか開けた。

痙攣続行中です☆

ふんわりとパンの匂いがした。看護師は部屋を出ず見ている。一口でも食べなきゃこのまま動かなそうな微笑を浮かべている看護師。小さくパンをちぎって口に押し込む。飲み込めない。牛乳も開けそれで無理矢理流し込んだ。

そしてギブアップ!!! もう無理です! もういらな~い!

下げていただき、残された牛乳はトイレへGo! です。




「ひゃ~くね~んさ~きも~~き~み~を~お~もうよ~・・・・・・」

「ちゃーちゃんね~¢$¥#§@**&▲◎§§ も好き~~~。あっでも~$¥¥▲&―*# も・・・・・・いや! ◎¢▲¥¥♯♭Å が一番好き~~~!!!」

無駄な一日が始まった。歌と大きな独り言も始まった。ただぼーっとするだけの一日が始まった。

ああ! 無駄だ!!! 無駄だ! 無駄だ! 無駄だ! 無駄だ! 無駄だ! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ーーーーーーーー!!!

・・・・・・・・わたしゃ『DIO家の血筋』か!!

叫びたーーーーーい!!!!!!

暴れたーーーーーい!!!!!!

ここじゃ普通の事のようだが、ぐっと堪える。だって私は『健常者』叫びたい、暴れたい気持ちを堪える。そこを理性でストップを掛けられるかが分かれ目かな? と。

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