自殺旅行
第3章 独房生活
昼過ぎ。
相変わらず・・・・・・・・おいおい落ち着けよ。まったく、ちょっとハシャギ過ぎじゃあないのかいセニョリータ? と言いたくなるほどの『K』。
「ふざけんなぁぁぁーーーーー!!! *&▲¥¥―・@$◎!!! ・・・・・・・#¢§ÅÅ♭&♯・―$だよおォォォォォ!!! 出せーーーーーーー!!! 出せーーーーーーー!!! 出せぇぇぇええぇぇぇーーーーー!!! オオォォォオオオオオォォ!!! ~*▲◎&♭§・$がああぁぁぁ!!!」
あーっはっはっはっはっは! ・・・・・・・・まったく、困ったお嬢さんだ☆
うるっっっっせぇーーーーーーーーーーんだよっっっっっっ!!!!!! マジで!!! なに言ってんのかわっかんねーし!!!!!!
なんて事をお隣が思っているとも、他人の迷惑なども彼女は考えない。
激しい『幻聴』が彼女を苛んでいるらしい。彼女の意識はほぼその『幻聴』に向かってのみ働いているからだ。
しかし・・・・・・やかましい★
「・・・・・・うわあぁぁぁぁぁぁーーーーーん!!! 」
突然泣き出した『K』しかも理由が・・・・・・。
「うわあぁぁぁーーーーーん!!! お腹空いたーーーーーーー!!!」
そう。「お腹空いた」と泣き喚き始めたのだ。
いやいやいや・・・・・・あんたさっき、「いらん!!!」って言ったじゃん?! 自分で昼食ひっくり返したじゃん?!
「お腹空いたーーーーーーー!!! お腹空いたよーーーーー!!! 出せ! おらっ!! 出せっつってんだよ!!!お腹空いたんだよォォォォォ!!!」
ガンッ! ガンッ! ガンッ! ガーン!!! ガーン!!! ドッガン!! ゴガンッ!!!
看護師が駆けつける。
「どうした?! そんなに蹴らんでも・・・・・・」
「・・・・・・・お腹空いた!!!」
「えぇっ?! さっき・・・・・・いらんって・・・・・・。もうないぞ?」
「お腹空いたーーーーーーー!!!」
「もうないんだけどな~~・・・・・・ちょっと待ってろ?」
困りながら看護師は小走りで去り、少し経って戻って来た。