テキストサイズ

自殺旅行

第3章 独房生活


「そう・・・・・・ですね・・・・・・。生きるってなんですか? なんで生きなきゃいけないんですか? 人は必ず死にます。命有るものは必ず、等しく死にます。形有るものは必ず崩れます。滅びます。・・・・・・ね? なのに・・・・・・どうして?」

「うぅ~~~ん。・・・・・・そうだね・・・・・・哲学になっちゃうよ?」





・・・・・・・・・・・・・・・数時間前まではそんな会話をしていたのに! 夜には『黄金』が流れな~い。で、悩むとは・・・・・・。

『命』から『肉体』へ!!!

『魂』から『排泄物』に!!!

アホ過ぎる!!! バカか?! バカなのかい?! くだらな過ぎて腹抱えて大爆笑です♪ そんな私を笑いながら『クマちゃん』『黄金』グイグイです!

ファイトです! 『クマちゃん』♪

私のバカ笑いに反応したのかお隣『K』も何故か大爆笑です!

熟女三十五歳。初秋の晩。








十一日目

『K』の工事現場に悩まされまたもや睡眠不足です・・・・・・・。連日のあまりのうるささに健常者から異常者にジョブチェンジ! しそうです。

『K』は今まだ起きている間もうるさい。叫ぶ! 叫ぶ! 叫ぶ! 暴れる! 暴れる! 暴れる!!!!!!

看護師来る。『K』をなだめる。看護師去る。『K』再び・・・・・・・。

スパイラル!!!!!!!!!!!!

異常者に・・・・・・変われたらいっそ楽になれるだろうか? でも悲しくなるほど冷静です。性格は歪みきっておりますが!

ねぇどうして私ココに入れられているの? 今更ですが、本当に! マジで!! ねえ??! どうして?! って・・・・・・ねぇ・・・・・・。

『やっちゃった人』だからみたいです★

自殺を考える。

死にたいと思う。

『死にたい』なんて、本気にしろそうでないにしろ一度は考えた事がある人なんてざらでしょ? 珍しくもないでしょう? ただ『実行したかどうか』ここが、これがどうやら境界線。

『実行しない人』が大多数。右向け右の国は多数決が大好き☆ 皆と一緒が安心する人がた~~~くさん♪

おかげさまで『実行しちゃった人』は異端だと、頭おかしいと・・・・・・キチガイ認定★

ストーリーメニュー

TOPTOPへ