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自殺旅行

第3章 独房生活

今でもはっきりと覚えている。この辺りからのヒョロ助の勝ち誇った (ように見える) ニヤリ顔!

くぅわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

超!!!!!! マジ!!!!!!

ムカつくぅぅぅぅぅーーーーー!!!!!!

「・・・・・・・・・・・・・」

ムカつくけれど・・・・・・何も言い返せない情けない私・・・・・・・。

「で! ですよ? ・・・・・・・・『生活保護』・・・・・・・受けませんか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

情けないが睨むしか出来ない私。そんな私の顔を勝ち決定♪ の余裕たっぷりの笑顔で覗き込む小動物。

「ね? ね?」

なんて言いながら小首を傾げる小動物! なんて可愛くないんでしょう?!見た目は可愛いのに! 頭が! 脳みそが!!! 言い方が!!! 可愛くなーーーーーーーーい!!!!!!

押し倒すぞ! このヤロウ!!!!!!

「・・・・・・イヤです」

「なんでイヤなんですか? 生活保護になると医療費タダになるんですよ?」

「イヤです!」

「だからなんでイヤなんですか~?」

「生活の保護を受けてまで生きたくないからです!!!」

「あぁ・・・・・・うぅ~~~ん・・・・・・・・」

だいたい私! 『自殺旅行』中なんですけど!!!!!!

膝を抱きかかえ顔を伏せる私。

ヒョロ助は暫し困っていたが、立ち上がり、

「今日はもう行きますけど・・・・・・考えていてくださいね? ・・・・・・まぁ、時間は沢山ありますから!」

「!!!!!!!!!」

顔を上げ、ヒョロ助を睨む私。笑いながら出て行くヒョロ助。

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