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自殺旅行

第3章 独房生活

「本とか・・・・・・読みたいです」

「本・・・・・・どんな本?」

「どんな・・・・・・・・・ああ、聖書・・・・・・とか・・・・・・」

「聖書?!・・・・・・へ~~~、そういうの読むんだ~?」

「いいえ。読んだことはないです。無信仰の無宗教ですし・・・・・・ただ、あんまりにもヒマ過ぎて・・・・・・読んだこともないものが読みたいな・・・・・・と」

「あぁ・・・・・・暇潰しには・・・・・・」

「そうです。難しそうなので、いい暇潰しにはなるかな~~と・・・・・・」

「う~~~~~ん・・・・・・どっかにあった・・・・・・かな~? 他は?」

「他? ・・・・・・他・・・・・・他ねえ~・・・・・・。あっ、私荷物の中に本が・・・・・・あるのです・・・・・・けど・・・・・・」

「あっ本当に? なに? なに?」

ダメもとで言ってみるか?! ・・・・・・分かっているんだ。絶っっっっっ対!!! ダメだって・・・・・・。

ニコニコと笑顔で小首を傾げている小動物。子リスみた~い♪ なヒョロ助に言ってみた★

「・・・・・・『完全○○マニュアル』です」

「!!!!!!っ、あぁ~~~~~~~~・・・・・・うぅ~~ん・・・・・・・・・・ダメ・・・・・・です。それは・・・・・・ダメだ・・・・・・ね。他は? 他には本持ってきてないの?」

「他にはないです」

「そ・・・・・・・・・か・・・・・・・・」

苦笑する子リスちゃん。ヒョロ助てんて~ごめんね☆ ちょっと反応が見てみたかったんだ~。まあ予想通りの反応でしたが。

そんな感じで診察 (?) ・・・・・・今日のヒョロ助タイム♪ は終了です。





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