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恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。




だいたい私は2人に連れてこられたわけで、藍川湊人は私がここにいる事は望んでいないはずだ。



いつも無愛想で何考えてるかわかんないけれど私と二人きりになって嫌じゃないのだろうか。



でも拒みはしないしな。


綺麗な横顔を見ながら考える。


ってなんで私がこんな気を使ってんだ!


「はあ―…」


「…うるさいんだけど」


…嫌なのかもしれないな。


まあいい。

嫌なのはこっちの方だ。


「あたしのこの状況考えてよ。なんであたしがあんたらなんかとご飯しなきゃなんないの!?あんな騒ぎになっちゃって…ため息ぐらいつきたくもなるわ」



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