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恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。





こういうの誘導尋問て言うんじゃないの!?




「あんたら三人分、あたしが弁当作ってやろうじゃないの!!!!!」




ピッカーンと音が聞こえてきそうなくらいの笑顔で金山悠が飛び跳ねた。



あたし今、取り返しのつかないこと言ってしまったよ…



でもそんな顔されたらさっきの取り消し、とか言えないじゃんか。


ため息をついてから小躍りする金山悠に向かってビシッと人差し指を突きつける。


「お弁当箱は各自で用意する事!そしてお弁当代は毎日300円!!わかった?」


金山悠がその場で敬礼をした。


「はいっ!了解しました!」


あーもうまんまと乗せられたよね、これ。



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