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恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。




こいつは男で、イケメンと言われてる人だけど




…こういうハグなら嫌じゃない。




この時ガタンと図書室のドアがなったような気がしたのは気のせいだろうか。



まあ、今は気にすることも無いだろう。



「あたしも頑張るから、あんたも頑張れよ」




「…うん」












「…?そろそろ離せ。暑苦しいから」



いつまでもひっついてる金山悠に声をかける。





「杏里ってB?あんま胸ないね」






ぶちっという音が聞こえてきたような気がした。






「…おい金山。調子乗んなやごらああああ!!」





私が彼に掴みかかろうとするのと、チャイムが鳴ったのは同時だった。




「…へ?」










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