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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり



「頼む!明日姉貴の誕生日なんだ!すっかり忘れてて…」


「自業自得」


「そんなあ!」


慎之介の悲痛な声。


いじるのはこれくらいにしとくか。


「…ったく。香澄ねぇならイチゴのホールケーキ5号くらい?」


「杏里様々!マジ助かる!じゃあ明日18時時頃に配達頼む」


「承りました」


うちの店は区内限定ではあるけど配達サービスもしている。


配達についてはほとんど私がやっていて慎之介の家にも何回もケーキを配達していた。


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