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恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。




ったくなんなの!?



「このまま静かに教室に行こう。うん」



「なんでー?私もう少し翔様を見ていたいんだけど」



「まじ頼む!」



その場に居たがる遥を無理やり引っ張って(もちろん隠れながら)人混みの中を脱出する。



「杏里の3トップ嫌いはわかるけどさー。そんな過敏だったっけ?」



「過敏だよー。あっうぅ…痒いぃぃ…蕁麻疹が…」




「え、あらしちゃん蕁麻疹なの!?」



「そうそう。もう痒いの痛いの。って遥までその呼び方すんなー!」



…ん?



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