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恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。





あ、やばい。



「杏里...のことなの?」




その遥の一言はなぜか大きく響いて。




最悪の事態。



私は咄嗟に地面を蹴って走り出した。



背中には



「...え?あらしちゃん...って名前違うの?」



という金山悠ののんきな声と



女の子たちの盛大な叫び声が追いかけてきた。



なんでこんなことになってんの?



昨日までの平和な日々返してよ!



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