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恋は甘い香りと共に

第2章 天気、あらし。




さらに不運なことには



「あー!あらしちゃん発見!」



という翔の声も聞こえてくるし。



なんで私今日朝っぱらからこんなピンチに陥ってんの?




私はさらに速度を上げて廊下を駆け抜けた。



さすが、運動バカの私。



誰も追いついては来なかった。



こんなことしても、後で戻ったら問い詰められるんだろうし(問い詰められるだけならいいけど)意味ないけど



取りあえず今は逃げようと思った。



...だってあのままあそこにいたら女子に殺されかねない。


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