テキストサイズ

同居人

第6章 紅く、濁る糸



「なーちゃん、早く」


その上

焦らせるし…!!


「もう無理っ。家でしてあげるから」


「今がいい。…家じゃ嫌」


「もう!!何でそんなわがままなのっ」


「たまには甘えたいの」


…優の場合

たまには、じゃなくて

いつも、でしょ!!



「す…少しだけ、ね?」


「うん」


早くしないと

相澤さんたちが

来ちゃうかもしれない。



私は素早く優の

唇に自分のを

重ねた。




「…したよ?」






ストーリーメニュー

TOPTOPへ