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同居人

第2章 待っていてくれる飼い人

優は私を
選んでくれた。


…嬉しいと

思った自分が

いるのは何故?


あ…きっと
ご飯に負けなかったからだよね。


私の小さな
プライドが
許さなかったんだよ…


「明日は仕事だ…」

「俺待ってるの寂しいな~」


「もう子供じゃないんだから」

「俺、寂しがり屋なの」


「自分で認めるの?」


「うん」


優は私との
距離を縮める。

「くっついて寝よ?」

「え~やだよ」

「いーじゃん。なーちゃんが誘ってきたんだよ?」

「…そーだけど」

「まだ襲ったりはしないよ」


「まだって何よ!!いつかは襲うの?」


「…さあ?」

「とぼけるなあ!!」

優は私を
引き寄せた。

「…あったかい」


…やばい

私の心臓バクバク
してる…

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