同居人
第2章 待っていてくれる飼い人
「でも私、何回も電話してたんだよ?」
「え?いつ?」
「夕方の6時」
「…っあー。…その時は昼寝ってゆーか…」
…優がなんだか
…怪しい!!
「これからは電話できるだけとってよ?」
「うん!!分かった分かった!!」
私はぱぱっと
作れる炒飯を作って
優の前に置いた。
「んじゃ…私もう寝るから食器はキッチンまで運んどいて」
「はーい!!」
眠い私は着替えるのも
めんどくさくて
そのままベッドで
寝そうになった。
「なーちゃん、なーちゃん。着替えないの?」
「…ん。もう眠いのぉ……」
「だったら俺が着替えさせてあげる」
「だめ…もう寝るんだからぁ…」
「そんなエロい声出されても説得力ないよ?」