同居人
第2章 待っていてくれる飼い人
「ってゆーか…あんたには炒飯があるでしょ…」
「もう食べた」
…早すぎだろ。
味わうということを
己は知らんのか?
プチプチプチ…
「ち…ちょっ…優…!!」
「なあに?」
「や…やめなさいってば…」
「いーじゃん♪なんなら今から一緒にお風呂入る?」
「明日も仕事あるし…」
「じゃあお仕事がない日に続きしてもいいの?」
「っ…そういうことじゃないでしょ…!!」
「そういうことでしょ?じゃあ楽しみにしてる」
…ちゅっ
私の唇に優の唇…
でも優はまだ
足りないらしく
「今日、ちょっとだけなーちゃんをちょうだい?」
…なんて言ってきた
「…え、あ…んん」
甘い深いキス…