テキストサイズ

同居人

第4章 昔からの繋がり



すると私の頬に

菅野先輩の手が

触れた。


「その腫れた顔はどうしたの?」


心配してくれて

いるのは分かるけど

すごく恥ずかしくて


「だ…大丈夫です!!間に合ってます!!」


と変な発言を

してしまい

逃げていった






私が走った末

たどり着いたのは

どこか分からない

部屋だった。


真っ暗でどこの部署かと

いうのも

書いていない。



「…こんなとこあったんだあ」


もう数年ここで

働いているけど

こんな場所が

あったなんて…


とても静かなので

私の足音が響く。


なんとなく

歩いていると

窓の外から

光が見えた。


その窓を覗くと

ここは会社の裏側

だということが

分かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ