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同居人

第4章 昔からの繋がり



窓を覗きながら

歩いていると

優が…見えた



「…優っ!!」


窓を開けようと

したけど鍵が

古くて開かない。



仕方ないので

急いで階段を下りて

ドアらしいものを

開けて外に出た。



「優っ!!」


…いない


その場にはもう

優はいなかった。


「せっかく…見つけたのに……」


とぼとぼと

歩いていると優が

いた。


「ゆ…」


隣に女の子を連れて


女の子は

ちっちゃくて髪は

ふわふわしていて

可愛かった。


…きっと

優の彼女、なんだよね…?



優はただ真っ直ぐ

見て歩いているから

後ろから見ている

私にはどんな顔を

しているのか

分からない…


けど

きっとその子に

笑いかけてるんだろうな

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