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好きでもないのに…

第6章 kissはたくさん

10分後

あと20分か

「あ!ほのかみっけ!」
「なっ!」

「ふふーん!」

「よくわかったね。」
「まあね。かくれんぼの鬼は得意だし。」

「むぅ~。」

「じゃあ、ゆうこときいてもらおうかな。」
「わかったよ。」

「きて。」

「うん。」

なんだろう?

「キス、僕が頼んだ時にして?」

「え?えっと、うん。」
「じゃあ、今。」

ドキドキドキドキ

動悸がはやくなる。
「~っ」

「はぁ~。」

「今のでOK!」

こっちからキスすんのってなんだかものすごく恥ずかしいことだったんだ。

「じゃあ、もういっかい。」

「うん。」

ドキドキドキドキドキドキ

さっきよりも動悸がはやい。

「ちょっと、まって。」
「うん。」

「~!」

「はぁ、はぁ」

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