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ドキドキえっち!

第4章 神様がくれた1ヶ月



そっと抱き合っていた体を離し、愛しい人を見つめる。

いつまでも、いつまでも忘れないように。

「潤ちゃん…?」

「みゆき、俺を愛してる?」

その柔らかい髪をゆっくりとなでながら問いかける。

「あ…あいしてる

愛してるよっ」

みゆきの大きな瞳から涙がこぼれ、冷え切った手が俺の手をすがるように握る。

「うん、俺も。
世界で一番、みゆきを愛してる」

なんだか、体が軽い。
みゆきの肩を掴もうとした手は、その肩をすり抜けてしまった。

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