ドキドキえっち!
第5章 お嬢様に報いあり
「最後ですか!?」
「えぇ、人気商品で現品限りになっております」
麗子は急いで財布を取り出し、値札と照らし合わせる。
-どうしよう、足りないわ。でも家にお金を取りに帰ってる間に売れちゃうかもしれないし…
悶々と悩んでいると、先ほどの定員さんは別の客に呼ばれて店内に入って行った。
「それ、ほしいの?」
突如後ろからかけられた声にハッとして振り向くと、スーツに身をつつんでいるけれども、まだ若い男が麗子と同じピアスを見ていた。
「僕が買ってあげようか」
「えっ?」
突然の展開に驚く麗子。
「ただし、1時間だけ遊びにつき合ってよ」