ドキドキえっち!
第5章 お嬢様に報いあり
飲み込むまいとしていた麗子だったが、あまりにも長いキスに耐えきれなくなり、唇が離されたと同時に酸素を求めてゴクンと喉に通した。
「ケホッ…な…なにを飲ませたの?」
床に転がる怪しげな瓶をみながら不安げに麗子が尋ねる。
「なんてことありません。すぐに気分がよくなりますよ」
そういうと慶一はしばったままの麗子から離れてタバコを吸い始めた。
ギリギリとネクタイをほどいてみようとするが、いっこうにゆるまない。
そうこうしている内に、麗子は自分の体が熱くほてってきたことにきがついた。
-なに?なんだか体の中が熱い…
無駄に動いたせいか、息もあらくきれてくる。
「はぁっ…はっ…ん」
体が疼いて仕方がない。