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トライアングル・ラブ―素直になりたかった―

第4章 変化



「…や、優しい?」


私は蒸せたせいで瞳に涙が溜まってしまった。


生沼佐由子を見ると、口元を緩ませ、微笑んだだけだった。


なんか調子狂うな…。


その日を境に、私と彼女は少し距離を縮めた。


それから2人組をつくるときは、自然と私と彼女は一緒になるようになった。


今までは、どっかのグループの女子がじゃんけんして、負けた人が私と組むっていう感じだったから、なんか変わった感じがする。


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