Stiil Love you
第2章 第一章
「あぁ?」
声のした方を振り向くと
女らしき奴がたってた
ドアの隙間から日差しがでて
女の顔はよく見れねぇ
『良かったら使って下さい』
そう言ってハンカチを取り出した
「そんなもん、いらねぇ」
そう言うと女が近づいてきて頬にふれた
「いっ……触んな!!」
俺は女の手を払いのけた
『いたそぉ………』
「ほっとけ……」
女は黙って鞄の中を探り
何で持ってんのかわしらねぇが消毒液と
バンドエードとティッシュを取り出した
『ちょっとしみますよ』
そう言って消毒液が染み込んだティッシュを
頬に当てた
「っ……」
女は黙って手当をしてる。
ふと女が振り返った瞬間
フワッといい匂いがした。
「おい女その匂い何の匂いだ」
『これですか?
私には分かりません
お母様がいつも
私につけてくれる香水です』
お母様………どっかのお嬢様か??
『できました。
気をつけて下さいね』
そう言って女は倉庫から出て行った
なんだこの感触。
あの女が触れた場所があつい。
変だ俺。